村上裕 × ミーアキャットガール 
コラボパフォーマンス

「アートは必ず美しくなければならない」

「アーティストは必ず美しくなければならない」

彼だってそうだよね、誰かに言われていたんだよ

この液体は水なのか、いつも私は溺れそうなんだ

水みたいな言葉なのか、言葉みたいな日常なのか

やばい、やばい本当に足がつかないんだよ

泳げるけど、泳ぎきれる気がしない

私にだけ用意された、冷たい浴槽

誰なんだ、蛇口をひねったやつ

これは心臓の音だ。だんだん脈拍が乱れてくる

みんなそこで溺れる私を見ているんだろ？

実際に読んだ詩は、順番やアドリブがもっとはいっている。

今回は実際に浴槽に水がないが、機材で音響を自ら調節しながら、感情がダイレクトに言葉にのってほしかったので、持ってきていた布を急遽吊り下げ、私の顔をプロジェクションした。布のたわみは、液体のイメージがあったのでたわませた。

遺伝的アルゴリズムを参照し、アルゴリズム作曲をした。このプログラムは、外部の入力音に影響しながら、へんかする。捉え方によれば、学習とも思える。プログラムが生み出す配列に、人間の言葉と、声をぶつけつづける。機械は、何の感動も持たずに動作しつづける。人間とは何かを問いたい。

Sound Poetry for the bathtub dialogue 2022.3.26

Sound Poetry for the bathtub dialogue 2022 March 26th コラボパフォーマンス 

Performance shooting / Bannai Hidenari & Ma Raven

 Performance editing / Ma Raven & Bannai Hidenari

第2回 -音沙汰-

Sound Poetry for the bathtub

橋本朗花 ソロパフォーマンス

インプロビゼーション/不協和音の拡大 2022.3.26

不協和音の中に美しさを表現することを追求した。シンセサイザーから出る音は無調に近く、特定の音列をほとんど持っていない。一方、アコースティックピアノでは全音音階や半音階を基盤とした順次進行を多用した。二つの楽器の交わりは自然現象のような作為性の無い音を生み出す。風や雨を音にして自然の目紛しい変化を表現した。聴く場所によって音色の混ざり具合が変わり、誰一人同じ音を聴いていないという、人と人との絶対的に埋められない距離感を志向した。


インプロビゼーション/不協和音の拡大


Concept and Performance: Hashimoto Rokka

Photography: Ma Raven
Videography: Bannai Hidenari 

Copyright Hashimoto Rokka, Ham Tamago Sandwich March 2022

ちびがっつ collaboration performance

Laughing Dancing Guts 60min (HAMTAMA war) feat. 村上裕

笑いと花の化身はながっつが1時間笑い続けながら踊る。

村上裕は喜怒哀楽全ての感情をむき出しにして叫び歌い踊る。

ちびがっつ LAUGHING DANCING GUTS 60MIN (HAMTAMA WAR) FEAT. 村上裕

第1回  開闢-Opening-

Laughing Dancing Guts 60min (HAMTAMA war) feat. Hiroshi Murakami

ステフェン・E・ ペレス × 猫尾 COLLABORATION PERFORMANCE

「NO セイケイ」2021,12,4,SAT.　#001

自分が作品に投影した部分はロバート・ライト（作家）の「なぜ今、仏教なのか」という本からインスピレーションを受けている。

[...] 心が穏やかになっているため、普段よりはるかに客観的に心の中身を眺められる。そしていつもなら自分が生じさせているように感じる意識の一部が、自分ではない何かから生じているように思えてくる。「思考はみずからを思考する」と瞑想指導者が発言するのを何度か耳にした[...]

マインドフルネス瞑想によって怒り、愛、悲しみ、喜びといった感覚を新しい感受性で経験し、かつてないほどその質感を見たり、さらにはその手ざわりを感じたりできる。

（”起きた”というのは起床という意味ではなく、起動、カムバック！であり…うん…そうだな。どこから戻ってきたか？そもそもここには”戻って”来たのではなく出かけている…？ん？ん？ん？今は、どっちだ！？僕は…みんなーーーーーーーっ！！！！みんなーーーーーっ！！

どこまでがみんなで私なのだ？我は、我は…。とにかく自分自身であることだ。これはコンプレックスから来る邪悪な”多重”人格否定ではない。正気には戻れない。誰にも迷惑はかけてないと思ってたいたが、それももうやめだ。やめなのだ。残りのやさしさは、しばらく取っておくことにしようではないか。）

みんな、今日私と飲みに行かない？

猫尾ステフェンパフォーマンス 夜

猫尾ステフェンパフォーマンス　昼

ステフェン・E・ ペレス  ,  猫尾

NOセイケイ

ステフェン・E・ペレス × ミーアキャットガール ×村上 裕

即興 No title 001

ステフェン・E・ ペレス × ミーアキャットガール Collaboration Performance

「奈落への抵抗、岩の中の犬」

{これは、ライブ媒体およびインスタレーションを想定したコンセプチュアルアートである。} 

ギリシャ神話シーシュポス・タルタロスのエピソードを、アルベール・カミュは「不条理な人間」、「不条理な創造」という言葉を使い、 「真に哲学的な問題は一つしかない。それは自殺についてである。同じ動作を何度繰り返しても、結局は同じ結果にしかならない」という考 えの隠喩に使った。 ミッシェル・フーコーは、近代における身体刑や拷問による懲罰よりも、現代における”人間的な処罰”である、精神的な懲罰のほうが問 題であるとし、それは単なる法律のシステムにとどまらず、現代社会のあらゆる集団に”監視、権力、洗脳”などの形で同じような構造 がみられると提唱した。 

奈落の中にもし自分が突き落とされたと想定して、それがもし考える、感 じる能力を奪うものであっても、その奈落から抜け出す努力をするだろう か。高度な文明を持たない野生動物は、人間が作った構造やシステム が通用しないかもしれない。それは大きな岩の隙間を,人間が通れず小 動物だけが通れるということと同じである。毎日同じところにいては、顔 に自らつけたであろう仮面が、少しずつ皮膚に癒着し、息苦しさを感じた 頃には仮面をつけていることすら忘れている。かわいい犬のぬくもりに癒 され、抱きしめたいと思うならば、痛みを伴っても仮面をひきはがして生 身をみせなさい。そうでなければ犬は仮面に怖がってしまう。彼らは、そ もそも不条理のなかに生きているのだから。

奈落への抵抗、岩の中の犬

奈落への抵抗、岩の中の犬 (with movie)

ぬいぐるみを抱きしめて、感触を味わいなさい Serre une peluche dans tes bras et vérifie sa texture. 

子犬に触って、毛並みを整えなさい 

Touche le chiot et arrange sa fourrure. 

向こう側は見えないようにできている 

Tu ne peux pas voir ce qu'il y a de l'autre côté. 

きれいな海や空が向こう側にはある 

Il y a une mer et un ciel magnifiques de l'autre côté.

Seule une créature plus petite qu'un homme peut passer à travers la roche. 

Seules les créatures plus petites qu'un homme 

犬は外と中の行き来を可能にする 

Un masque attaché à un morceau de chair 

犬は仮面をつけていても、血の匂いで下に肉があることをわかってい るMême avec le masque, le chien peut sentir le sang et savoir qu'il y a de la viande en dessous. 

Les rochers et les peluches sont le chaos 

しかし、なんど岩を運んでも、また転げ落ちてくる 

Mais peu importe combien de fois je porte le rocher, il retombe toujours. 

人びとの意志がよりよく服従へと向かう 

L’homme a tendance à s'attacher à la majorité 

岩の向こう側に見える海は、嘘かもしれない 

La mer de l'autre côté du rocher est peut-être un mensonge. 

Nous avons besoin d'un espace de dialogue 

Le chien permet d’entrer et de sortir. 

父親にばれるまえに、犬を殺そう 

Je vais tuer le chien avant que mon père ne l'apprenne. 

Le chien peut être obéissant ou rebelle. 

犬の瞳をみて、話しかけなさい 

Regarde le chien dans les yeux et parle-lui. 

“私も岩の中にいるかもしれない” 

"Je pourrais aussi bien être dans le rocher." 

Grits(Stephan・Elliot・ Perez × Meerkat-girl)

Performance shooting /editing Ma Raven ,Meerkat-girl

中村碧子　solo performance「日々の反芻〜生きること〜」2021.12.4. sat

私はヨガを始めた。太陽崇拝はその中でも1番基本的なポーズだ。

太陽への信頼が日々向上している。

何故かというと、太陽を浴びると元気になるからだ。日光浴は生きる上で健康になる重要な要素だ。

イスラム教について考える。イスラム教は礼拝を１日に5回行う。

なぜこんなにも行うのかと、大変だと思っていたが、それはおこがましい考えだった。

神への信仰はもちろんのこと、毎日礼拝をする行為は健康にとても良いのではないかと私の中で納得した。

ヨガでは月のポーズというものがある。

それは人間が日々重力のある地球で生活すると、内臓が下に下がっていく。

その内臓を体を逆さまにすることで元の位置に戻すという役割がある。

私は礼拝では頭を床につけ、何度も礼拝を行う。

そのように体を動かすことで、筋肉を働かせ、体の血の巡りを良くして、健康な体へと導いていく。

心の健康もそうだ。神への信仰がある、信じるものがあると、精神の状態も良くなる。

生きることに、必要な要素は充分になる。

生きる上で食べることは必要なことだ。

食べ物は土地が必要。土地から穀物や野菜などが生まれ、生物の身体に取り込む。

野菜が成長するためには、太陽が必要だ。

そのため、私は太陽崇拝を行い、そしてサラダを摂取する。

サラダを真剣に食べる自分はなによりも生きることに真剣であるということ。

本能とはそこが根源なのではないか。

私は以前、木になりたかった。木になるということは、自然の一部になることだと思っている。

その為、私が死んだ時には木になるために体を木の側の土に埋めてもらいたい。

そうしたら、木になってこの世界にこの身が何千年と生き続けると思っている。

土から生まれ、水を摂取し、太陽光を浴びて、成長する。冬になれば、枯れて、そしてまた春には葉をつける。

土に還って、野菜になるかもしれない。

それの繰り返しを行い、そして大きく成長していく。

私は、今の人生の先が一年先しか見えていない。そのことに不安を感じていた。

だけれど、木をみているとそのまま、時の流れに身を任せていいのだと思わせる。そして、本能で食べ、太陽光を摂取し、生き続ける。

木のように生きて、そして成長することができる。

私は、今この瞬間をこのように生きていていいのだ！！！

何も自分を責める必要はない。

生きることの喜びや感謝を忘れずに、人生を舐めずに生きていれば、自分のやりたいことをエネルギーをもって、熱い気持ちをもって生きていけば、今の苦しい時間があっても大丈夫だと、そう思う。

日々の反芻〜生きること〜

猫尾 × ミーアキャットガール COLLABORATION ハプニングPERFORMANCE 「電車、コーヒー、入れ替わり」2021,12,4,Sat.

電車、コーヒー、入れ替わり

生須芳英　SOLO PERFORMANCE「音響詩」Sound Poetry 2021.12.4. SAT

音響詩 /親族構造は絶対的なカルマである。親族構造の矛盾が詩であるからこそには、詩は絶対的な芸術の起源なのだろう。

生須芳英　音響詩　2021.12.4 sat

音響詩 Sound Poetry 001

Meerkat-girl solo performance「人間が動物のふりをする、人間が動物のふりをする 」2021.6.20 sun

人間は、長い歴史の中で動物からの脱却を試みた。

それは、人間が社会的存在として人間たる尊厳を獲得するためである。

それから文明が進み、こと日本においては餓死などはめずらしく、むしろ個人は様々な人生の選択ができる社会が訪れた。

ホモ・ルーデンスの著者、ヨハンホイジンガは「人間は遊ぶ存在である」と定義した。

まさに、”遊び”の選択肢が無限にある状態である。

飛行機やインターネットといった文明の誕生以前の個人の時間は一日２４時間だっただろう。

その中で人々は当たり前のように、個人の本来の２４時間をこえた、新たな時間を手に入れた。

オンライン会議を使った世界各地のクライアントとの仕事。

世界中で大ヒットするサブスクリプション映画サービス。

外国人が料理するレストランのデリバリーフード。

リアルタイムでのヨーロッパリーグのサッカーの試合中継。

生活の一部だったものが、それを中心に生活がまわり始めている。

これからは、オンラインであること、コスモポリタンであることは自動的に、または意識せずに個人に強要される。

その人間が生み出した新たな時間の居場所は、個人のもつ一日２４時間から逸脱する。

どこに確固たる、自分という個人の時間は存在するのか。

人工的に作り出された時間の中で個人の時間を見出すならば、人間がかつて脱却を試みた“動物”としての時間こそ、”自分の時間”になり得るかもわからない。

自然にみたてた人工のなにか。

眠りについて意識が落ちる瞬間。

“遊び”の蔓延した社会の中で、個人に強制される社会的存在「人間」。

個人を獲得するために、必死に「動物」としての時間を探す。

獲得できずに個人という人間が崩壊してしまうのか。

崩壊したら人間は動物に戻るのか。

それとも、個人が崩壊しても動物にはなれず、個人を失った人間でい続けるのか。

それは絶望ではなく、すでに誰もが無意識のうちに実践していて、もしかしたら我々が動物的だと信じていた時間さえも、人間らしい社会の中で形成された感覚でしか捉えることができないのかもしれない。

第０回ハムたま　Meerkat-girl 「人間が動物のふりをする、動物が人間のふりをする Night .ver」2021.6.20 sun

第０回ハムたま　Meerkat-girl 「人間が動物のふりをする、動物が人間のふりをする Afternoon .ver」2021.6.20 sun

Performance cast/ Miyuki Kawaoka, Beck Nuritov ,Nuts (Kazuma Yamamoto)

 Performance shooting /editing Ma Raven (Video in Performance) 

 Sound effect (a part of video) Interactive Realism_ Procedural Audio Demo By Stephan • E· Perez 

ハムたま　第0回

人間が動物のふりをする、人間が動物のふりをする

村上裕 × ミーアキャットガール Collaboration Performance

これは、ハムたまのコアメンバーにして発足人である、村上裕、Meerkat-girlによるコラボレーションパフォーマンスである。

パフォーマンスアイデアby Meerkat-girl

パフォーマンスの内容はシンプルに人間電送写真である。全く同じメディア（今回は巨大な布とインク2色、長さのある刷毛）を用意し、別々の場所で、片方の身体の動きだけをライブ（今回はFACETIME）で巨大なスクリーンに映し出し、片方はそのスクリーンを見ながらその動きを真似して、図案を送るというものである。

今回は村上からMeerkat-girlに図案を転送した。どのような図案を送るか受信者は全く知らずに即興的に動き、互いが図案作成を行う。

インターネット社会におけるコミュニケーションは、インターネットが存在しない時代に比べて、質や情報量といった多方面で大きな変化をとげた。さらにそれはコロナ時代の突入によってライブシステムという形で、人々に欠かせないものとなった。インターネットの存在により情報社会が加速したことで、人間というインターネットを生み出した存在が、情報のやりとりの中で、様々な出来事に直面

する。例えば、オンライン会議では、世界各地の参加者に画面共有機能でドキュメントを瞬間的にデータ上でやりとりすることができ、情報が円滑かつ迅速にやりとりされる。例えば、ある国では、統治する国家によって情報が検閲、削除、改変された状態で、インターネットの中に存在する。例えば、対面によってのみ伝わる空気感や対話者の微細な表情などが、中継画面では反映されず、時に大きな誤解を両者に産む。

このパフォーマンスの鑑賞者の中に、自分が想像するよりも図案が両者で電送できたと思う人もいる。そしてある人は、全く受信者の動きが追いつかず、図案も違うと感じる人もいるだろう。価値やものの捉え方は必ず、個人個人の個性が反映される。人間電送写真の捉え方は、情報化社会の中でのその個性を鑑賞者の中に出現させるだろう。

第０回ハムたま　Hiroshi Murakami 村上 裕 × Meerkat-girl 「 Human facsimile 」2021.6.20 sun

HUMAN FACSIMILE Dialogue 2021 June 20th コラボパフォーマンス 

 Performance Paint Design Idea/ Hiroshi Murakami

人間ファックス

 村上裕　solo performance　2021.6.20 sun

あなたは私　私はあなた　もしあなたが差別されるモンスターとしてこの世界に生まれたらどうするだろうか。

人生を嘆いて死ぬだろうか、それとも、必死で抵抗して生き残るだろうか。

いつも想像している。通り過ぎていく人々の人生を。

あなたは私　私はあなた　ただ、必死に生きることを選ぶ。そのためには表現が必要だ。

言いたいことを言う。やりたいことをやる。その勇気のままに生きる。

人生はいつの間にか大きな業を作り出す。

それでも、生き続ける。あなたは私　私はあなた　ただの幸運に選ばれずに消えていった人々。

誰もが、生まれたかった人生に生まれることができるわけではない。

それでも、生き続けている人を称賛したい。

あなたは私　私はあなた　全てを変えることができる。表現が全てを変えていくそう信じている。

(パフォーマンスアートとパフォーミング、という大きな２つの流れが歴史にある。このパフォーマンスでは、コンピューターでの音楽演奏、衣装、舞踏、といったパフォーミングの要素を入れながら、表現ひとつひとつに真摯に意味合い、全体ではコンセプトをもたせ、新たな、”総合し統合する芸術”を目指した。)

アーカイブ

第2回 -音沙汰-

Sound Poetry for the bathtub

インプロビゼーション/不協和音の拡大

第1回開闢-Opening-

Laughing Dancing Guts 60min (HAMTAMA war) feat. Hiroshi Murakami

NOセイケイ

即興 No title 001

奈落への抵抗、岩の中の犬

日々の反芻〜生きること〜

電車、コーヒー、入れ替わり

音響詩 Sound Poetry 001

ハムたま　第0回

人間が動物のふりをする、人間が動物のふりをする

人間ファックス

村上裕 solo 2021.6.20 sun

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第1回 開闢-Opening-

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即興 No title 001

奈落への抵抗、岩の中の犬

日々の反芻〜生きること〜

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音響詩 Sound Poetry 001

ハムたま 第0回

人間が動物のふりをする、人間が動物のふりをする

人間ファックス

村上 裕 solo 2021.6.20 sun

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ハムたま　第0回

村上裕 solo 2021.6.20 sun